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 戸津川美恵子さんの3回目のクリニックはインターバル。
 このインターバル・トレーニングは女性には不人気なメニュウで、敬遠しがちだが、心肺機能を向上させ、レースでのスピードを付ける為には欠かせないトレーニング法である。
 西湖一周でもこのインターバルを行うことが可能だが、東京からせっかく富士五湖まで来てもらっているのだから、いい景色の中で走ろう…と思い、山中湖近くの通称「ハリモミ・コース」を走ってもらった。
 この「ハリモミ・コース」と言うのは、マツ科の「ハリモミ」という高さ約30メートルほどの木が立ち並ぶ森(国の天然記念物指定を受けている)の中を1キロほど走るコースで、そのハリモミ純木を抜けると、今度は雄大な富士山が裾野まではっきりと見渡す平原に出る。その雄大な景色の中を約1,5キロほど走って折り返しとなる。つまり片道2,5キロを走るのだが、一本目はウォームアップ。折り返しの2本目は全速力。そして3本目も全速力で、4本目でクールダウンしながらスタート地点に戻って来る…というコースである。
 どれだけ全速力で走るのか? それは心拍数の推移を見て貰えればよく分かると思うが、一回目のクリニックの時を鑑みれば、美恵子さんの最高心拍数は約180で、170前後なら持続可能だが、180近くになると乳酸が溜まってスピードダウンするようである。
Photo_2
 今回はご本人のインプレッションも同時掲載するが、今回のクリニックはかなりきつかったらしく、それと同時に日頃の自分自身のトレーニングに対する反省も感じられる。まあそのように日頃のトレーニングに対する見直しも、このクリニックの意義だと思うので、今回はインターバルを取り入れて良かったと思うが、辛いトレーニングの後は、ご覧の写真のように我が妻と明るく談笑していたのである。
Img_8304_2

 戸津川美恵子 3回目のクリニック「インターバル・トレーニング」を体験して。

 こんなに苦しいのは何年、いや何十年ぶりだろう?
 フルマラソンを出走した時に脚などの痛みはあるものの、呼吸が苦しくなる程スピードを上げたことなんてありませんでした。心臓が定位置にはなく、喉のすぐ下に来てしまっているような息苦しさを覚えました。
 今日のトレーニングはインターバル。一定の間隔で疾走とゆっくり走ることとを繰り返し、スピード・心肺機能の向上が図れる練習法です。
 本来フルマラソンを走ろうという人は、この練習法を実践しているはずなんですが、私は一度しかしたことがありませんでした。特に心拍数が高めな私が、フルマラソンを完走は出来たとしても、このままではタイムを縮めることは出来るはずがありません。

 全速力を始めると、体中に乳酸が溜まり体が重くなってきます。苦しさに耐えられない…というより、自分自身の気持ちに負けてしまった私は、途中、3度も止まってしましました。
 本当に恥ずかしく、情けなかったです。
 そのたびに東吉さんに「止まったらダメだよ。諦めないで!ガンバッテ!」と腰を押され、萎えた気持ちを支えられました。
 もう倒れるんじゃないか? と思うほど辛かったけれど、クールダウンの時、普段はきついと感じている心拍数で走ると、とても軽く走れるのです。
「あー、こんなに明確に成果が表れるんだ。これを継続することによって私の心臓もきっと強くなるはず」と、沈んでいた気持ちが明るく前向きになれました。

 この3カ月で練習プログラムを組んでもらい、フォーム、食事、ライフスタイル、メンタルな部分に至るまで、あらゆるアドバイスをいただきました。
 インターバルトレーニングで分かったように、努力した分だけ答えが返ってくるはず。練習で辛い、苦しい思いをすればするほど、本番ではその辛さが減っていくはずです。
 残りの約3ヶ月。
 今日のインターバル・トレーニングの辛さを忘れずに、トレーニングに励みたいと思います。

Satoko_kansou_4  3月末に河口湖を訪ねてから3ヶ月が経とうとしていた。
 東吉さんとの日程調整がようやく整って、いよいよ再び河口湖を訪ねる前日、私は嬉しくて眠れなかった。
 なぜって? 
 それはなんと、4.5キロもやせてしまっていたから・・・。
 しかも楽しく、無理なく!!
 いつのまにか…という表現がぴったり。
 友達とお酒を飲みにも行っていたし、きちんと食事も摂っていた。
 でも以前と違うのは、クリニックのお陰で意識が変わったということ。
 これが大きかったと思う。  
 ただなんとなく食べることをやめた。
 本当に大切な友達と有意義な時間を過ごすためにだけに飲みにいき、ただなんとなくふらっと誘われたからと、飲みに行くことをやめた。
 そして何よりも前向きになれた。
 一人で走っているときだって、筋トレしているときだって、全てにおいて、目標を掲げながらトレーニングしたらとても楽しかった。
 毎日、体型が変化していく様がうれしくて・・・。

 どきどきしながら、木村家のドアを開けた。
 「痩せたねー!!」
 そういって東吉さんは大きな笑顔で迎えてくれた。
 (やったー!!)
 その言葉はとてもとても嬉しく、達成感でいっぱいだった。
 さっそく今まで、どんな風に日々頑張ってきたか、メールでは伝えられないようなことも沢山話した。
 本当に東吉さんのお陰と、感謝の気持ちを伝えたら、
「僕のお陰じゃないよ。サトちゃんが自分の力で頑張ったんだよ」
 努力を認めてもらえるのは、本当にうれしい。

 食事ノートを見せて、食べたリストも見てもらった。
 いろいろなアドバイスをいただき、お待ちかねのランニング。
 普段、私は公園を走っている
 なるべく自然の多い公園を走っているのだが、ここはリアルな大自然!!
 なんて気持ちがいいんだろう!!
 マイナスイオンいっぱいの風を受けて、とても爽やか。
 初夏の生命力を感じる木々の緑色が目に飛び込んできて、とても癒される。
 東吉さんといろいろな話をしながら、あっという間の5キロを走った。
 とてもいい汗をかいた。

 そこで東吉さんから提案。
 「写真撮ってみない?」
 「えーっ!! 写真、苦手なんですけど…」
 長女の中学の入学式以来、写真は撮っていない。
 昔はカメラを向けられたらどこにでも登場して、ピースサインして写っていたのに…
 いつのころからか、そこには「私の服を着たおばさん」が写るような気がして…
 そういえば何年も自ら写真は撮っていないなあ…
 ちょっと怖かったけど、東吉さんのカメラの前に立ってみた。
 そしたらいつの間にか、シャッター音が心地よく感じて・・・

 その場で撮った写真をみせていただいた。

 ヤッ 痩せてる!!
 昔に比べたら、それは年齢なりに歳もとってるけど・・
 どこか自信に満ちている!!
 自分で言うのもおかしいが、いい表情をしていた。(造作は置いといて…)

 でもでも…またしても欲が出てしまった。
 (あと3キロ痩せたい!!)
 写真を通じて見て、客観的にそう思った。
 写真は私のモチベーションアップに、とてもいい材料になったことは間違いない。

 「今度は生活の中にランニングを取り入れてみよう」
 新たな「宿題」が東吉さんから出される。例えば、友達とランチに行くのもランニングで行ってみるとか、無理せず、暮らしの中にいつもトレーニングを取り入れるという提案。
 うわー! 楽しそう!!
 無理なくできるかも!!

「あれはダメこれはダメ」のダイエットではなく
 全てがポジティブなトレーニング。
 毎日が楽しい。
 自分の事も、以前より好きになってるかも。

 あと3キロ、頑張ります!!

 

Photo
 「4キロ半痩せました!」
 長谷川聖子さんは我が家の玄関のドアを開けた瞬間にそう言った。
 確かに! 一見して腰回りがすっきりとして、首筋のあたりもシャープになっている。
 3月下旬、初めてのクリニックから約3ヶ月。
 一ヶ月に一回は河口湖でクリニック…なんて言っていたが、互いの日程の調整が難しく、随分と間隔が空いてしまった。が、その間、彼女はボクの出した宿題をきちんと守っていた。
 感嘆すべきは、毎日の食生活をきちんとメモに書き留めておいたところ。そのメモに目を通すと、子どものために作ったお弁当の試食の分まで書き留めてあった。
 「みんなに痩せた…って言われるから、もう楽しくって…」
 目が少女のように輝いている。それに肌もとても綺麗だ。
 「それにランニングを通じて新しい友だちもできたし…」
 今のライフスタイルにとても満足している様子。
 久しぶりに西湖の湖畔を走ったが、足取りも軽やかである。

 「じゃあ痩せた記念にモデル撮影でもする?」とボク。
 で、撮影したのが下の写真。
Photo_2

 本当に聖子さんは綺麗に痩せたと思う。
 が、正直に言って、これはボクの功績ではない。
 彼女が自分の食生活や日頃の行動パターンを、自分自身で厳しく監視して、その推移をきちんと見守った結果である。
 「5キロ減が目標だったけど、あと2,3キロ頑張ろうかな!」
 益々、痩せて綺麗になって行く聖子さん。今後がとても楽しみである。

 

Mieko

6月12日、初回に続き快晴。
持病である足底筋膜炎も、前回の東吉さんのアドバイス通り、右足を真っ直ぐに意識する走り方で、ずいぶんと痛みがなくなりました。
やはり走るフォームは大事だと痛感です。
今回、アドバイス頂いた点は、足の運び方や、疲れて来た時の注意点などで、新たなカリキュラムも組んでもらいました。

さて、前回から約2か月が経過。私はこの間、東吉さんの組んでくれたカリキュラムを、どれだけ実行できたでしょうか?
週3回1時間ラン。週2回30分ラン。週1回インターバル。腹筋と背筋。
このメニューを、恥ずかしいことに半分ほどしか行えていませんでした。
腰痛だとか仕事だとか、なんだかんだ自分に言い訳して甘やかしていました。

トレーニング中に「11月のレースで、4時間切ることが出来るのか不安になることがある」と私が言ったら、東吉さんは「目標は4時間を切ることだけど、大事なのはタイムを達成することではなく、そこへ行くまで自分がどれだけのことを努力出来るかが大切」だと。
さらに「たとえば8,000メートル級の山を登るのに、荷物を極力軽くするため、筆記用具の鉛筆さえも半分に折って持って行くことがあるそうだ。果たして、そうすることに意味があるかは判らない。でも、後で「あの時こうしておけば良かった・・・」と後悔したくないから、自分が出来る限りの準備をするんだ。今の自分を変えたいのなら、いろいろ側面から変えていかないと駄目なんだよ」と言われた。
つまり、本当にタイムを縮めたいと思うなら、今のライフスタイルを見直し、自分が変わっていかないと目標に近づくことは出来ない、ということなのです。
心拍数を低くするために、脂肪分を摂取することを抑えたり、私の好きな濃いコーヒーやお酒を控える。また、忙しい中でも、上手く時間調整して体を作ることなど、今の自分を少し変えることが必要だと教えられました。

今回のトレーニングでは体はもとより、心のビルドアップをアドバイス頂きました。
よしっ! 次までの1ヵ月間は頑張るぞ!!
2009/6/18 戸津川美恵子

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 これが今回の戸津川美恵子さんの心拍数の推移である。残念ながら河口湖の周回道路は距離表示がない為、時間でラップを取った。
 第1回目は美恵子さんの最高心拍数を知る為に、途中、かなりスピードアップしたが、今回は長い距離を、エアロビクスゾーン内で走ることが主眼なので、最大で150前後で収まるように走ってもらった。
 スピードと心拍数の関係から言えば、(今回、キロあたり6分から6分半ほどで走った)あと心拍数を10くらい落としたいが、それは今後の課題として、今現在は走る距離を伸ばして行くことが先決である。幸い、前回のクリニックの後、彼女の持病であった「足底筋膜炎」の症状も軽減したようで、15キロの距離もラクに走っていた。ただ、前回と比較してランニング・フォームに上下の無駄な動きが見られるので、その点を指摘、改善してもらうようにした。

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 戸津川美恵子さんの2度目のランニング・クリニックは、河口湖一周。
 「河口湖一周」と言っても、旅館街を避けて、ご覧のように「河口湖大橋」を経由するので(ちなみに、毎年、開催される「日刊スポーツ河口湖マラソン」も同じコースだ)、その距離は16キロである。加えて、河口湖周回道路では今現在、大がかりな工事が行われており、走りにくいところはスキップしたので、今回、実質的には15キロほどのランニング・コースとなった。
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 今の季節、河口湖畔の大きな公園では、ハーブの季節を迎えている。ここは湖北岸の「大石公園」。
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 河口湖の周回道路の約半分以上は、このようにランニングに適した遊歩道が設けられているが、あとの半分は道幅も狭く、車の往来で危険な箇所もある。
 最近では土日になると、県外からも多くのランナーが訪れるので、早急な整備が望まれるのだ。

Mieko

念願の東京マラソン。その大きなレースで、生まれて初めて足が前に出ないという状況に陥りました。足底筋膜炎の発症、長距離の練習不足、ペース配分のミス・・・。多くの原因が私の足を止めてしまったのです。

レース後、しばらくは「私にはフルマラソンは向いていない。もうやめちゃおう」なんて、諦めかけましたが、この悔しさを克服しないままやめてしまったら、一生後悔すると思ったので、きちんと指導を受け、一から出直そうと考え直したのです。

そこで旧知の仲であり、私に走るきっかけをくれた木村東吉夫妻に相談をしたところ、東吉さんがトレーナーとして指導にあたってくれるという返事を頂きました。

4月11日、快晴。

河口湖の東吉さんのオフィスでカウンセリングを受け、秋までの約半年間で4時間に限りなく近いタイムで完走…という目標を掲げ、さっそくトレーニング開始。

自分で自分の限界すらも知らずに走る無謀ランナーなので、初日の今日は、最高心拍数や心拍数の推移、現在の実力などを確認します。

一周10キロの西湖を走ったのですが、前日咲いたばかりの桜と、きらめく湖面を眺めながらのウォーミングアップは快適で、「毎日こんな環境で走れるなんていいねー」なんて思っていたのも束の間、東吉さんはグングンとスピードを上げていきます。

なんとか頑張ってついていくものの、徐々に呼吸が速くなり、苦しくて腕が上がり、足並みが乱れます。気が付くと私の心拍数は184まで上がっていました。

こんな苦しいことは一人では絶対にしようとは思いませんが、トレーナーがいるからこそ可能なことだと思います。

42195キロの長距離を4時間で走ろうと思ったら、持久力とスピードの両方を鍛えないといけない。」と東吉さんは言う。

そうです、甘くはないのです。

これまでの私の練習は甘すぎました。正しい練習法を身につけなければ記録も伸びないし、体を痛めてしまうということを実感しました。

10キロをなんとか走り切ると、フルマラソンのゴールに似た満足感がありました。

「できる。きちんと練習を積めばきっとできる」そう思えた瞬間です。

次回に会うまでのプログラムを東吉さんに組んでもらい、いよいよスタートです。

今は久しぶりに自分磨きに燃えています!!

(戸津川美恵子)

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「suunto」の「T3c」を装着して走ると、このように1キロごとのラップタイムと、その間の心拍数が克明に記録される。今回は美恵子さんが自分の最高心拍数を把握したいと言うので、2キロのウォームアップ後、少しずつスピードアップして、7キロまで頑張って貰った。表の備考欄にあるように、3キロ区間は下り坂なのでタイムがかなりアップしているが、平均すれば5分20秒くらいで走れるだろう。が、気になるのが心拍数の高さ。これをこれからの半年間で、どれくらい下げることができるか? それも「足底筋膜炎」の克服と共に、重要な課題になりそうである。

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例えばフルマラソンを4時間という目標タイムを設定して走るとする。フルマラソンの距離は42キロほどなので、4時間、つまり240分をまず42で割る。すると1キロあたりのタイムが、おおよそ5分45秒くらいということになる。もちろん30キロを過ぎるとタイムも落ちるので、最初から最後までこのタイムを維持するのは難しいし、途中で調子が良くなったり、悪くなったり、個人差も生じるが、1キロあたり5分45秒というのがラップタイムになる。5キロに換算して29分ほどである。このようなタイムを頭に入れて練習するだけで、自分がどれくらいのタイムでフルマラソンを完走できるのか? 実感として掴めてくる。これが目標タイムに近づくための第一歩である。と言うことでこの日は、河口湖の隣にある西湖を走った。西湖の一周の距離は10キロ足らずで、1キロごとに距離表示がしてあるので、1キロのラップタイムが取りやすい。で、今回のラップタイムは次に掲載する結果となった。

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実際に走るフォームをチェックしてみたら、着地の際に、やはり左がやや外側に向いて足を着いている。今回のクリニックでは、その足運びも中心にチェックすることにした。