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2003年7月○日
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毎年恒例の、工学院八王子専門学校のアウトドア実習も、今年で7年目。
ボクが講師を初めて担当した当時は38歳だった。で、生徒の年齢が19歳前後だったから、ちょうど半分の年齢の若者にアウトドアの授業を行っていたわけだが、今ではその年齢差も開くばかり。が、今年もカヌーやクラミングを通じて、生徒たちと楽しくコミュニケートが出来たと思う。
いったい幾つまで、彼らの指導が出来るのかなあ・・・
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2003年8月○日
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我が家の近所で鉄工所を営むフジモリさんと云うオジサンは、大の動物好き。
以前は家の中でムササビを飼っていたと聞くが、今でも、犬3頭に、カケスが一羽、工場の敷地内にはウコッケイや鶏も飼っているし、先日は、ご覧のように、裏山で捕獲したイノシシの子どもを披露してくれた。ウリボウの特徴である、背中の縦縞が残っているところを見ると、まだ生後間もない子イノシシと思われ、当分の間は、フジモリさんの生贄にはならないだろう。
それしても、昨今のお上品なペットブームをあざ笑うかのような、ダイナミックな動物たちである。
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2003年8月○日
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で、こちらはこの夏、フジモリさんのペットとして可愛くデビューしたアヒルの「アフラック」
つい先日までは、フジモリさんの所有する湖畔の桟橋に繋がれていたが、今ではその周りを自由に泳ぎまわっている。どうすればこのように飼い慣らすことができるのだろう? 近頃では我々が近づいて行くと、声を上げて近寄ってくる。
その泣き声が「アフラック」と聞こえるので、我々家族が勝手に命名したが、当のフジモリさんは、自分のアヒルにそのような名前があることは知らない。
今度は勝手に、イノシシたちにも名前を付けるか・・
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2003年8月○日
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で、お次は我が家の犬たち。
夏場は雑草が生い茂り、蜘蛛の巣も凄いので、山に散歩に行く機会が少ないが、気持ちよく晴れた日の朝早く、久々に足和田山の頂上まで行ってみた。
やはり我が家の犬たちも、湖畔の道路を走るより、ワイルドな山道の方がはるかに楽しそう。
アイリッシュセッターのタオスが、朝陽を受けて赤銅色に輝き、ラブラドールのナヴァホも、朝露で全身を濡らして活きいきと走り回っている。
秋になったら、毎日のように山に連れて行ってやるからな!
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「今月のお勧めエクイプメント」
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今月は最近、心を大いに動かされた一枚のアルバムを紹介しよう。
ボク自身は洋楽ファンで、ほとんど邦楽は聴かないが、時々、その詩によって、深い感動を覚える唄に遭遇することがある。
ある日の午後、我が長女が観ていたミュージック・チャンネルに、彼、森山直太郎がビデオ・クリップで登場していた。中国のニコと云う弦楽器と、彼の声が美しくシンクロして、その歌声が、ある種の懐かしさと共に、スーと優しく耳に入ってきて、その瞬間、ボクは彼の声の虜になった。
写真のアルバム「いくつもの川を越えて生まれた言葉たち」の最初に収録されている「風唄」は、娘の言葉を借りれば、まるでディズニー映画の主題歌のように壮大で感動的だ。
そして森山直太郎の魅力は、そのメロディーラインや歌声のみではなく、その日本語の詩の美しさにあると思う。
このアルバム・タイトルにあるように、いくつもの川と云う時代を越えて、淘汰された希少な美しい日本語が、その詩の中に、脈々と息づいているのである。
心震える詩・・・と言わしめる美しさがそこに優しく綴られているのだ。
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