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2004年4月○日
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ニセコや信州の山々でスノボを楽しみ、シーズンの締め括りは八甲田のバックカントリーで、と云うのが、ここ数年、冬のイヴェントの定番となっている。
今年の正月には家族でニセコに行き、息子たちの滑走技術の上達ぶりをこの目で確かめ、「これなら八甲田にも連れて行ける!」と確信したボクは、中学3年生になる長男と、小学6年生になる次男を伴って、八甲田のバックカントリー・ツアーに参加した。
このツアーは、ノートラックの斜面を滑る醍醐味も味わえるが、その分、スノボを背負って長時間、ハイクしなければならない、という「試練」もセットとなっている。だがニセコでノートラックを滑る快感を味わった息子たちは、重いボードを背負いながらも、懸命に辛いハイクにも耐えたのだった。
楽しみが待っている時の子どもの集中力というのは、大人以上のモノがあるのかもしれない。
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2004年4月○日
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昨年、初参加した一宮の「桃の里マラソン」で、ラッキーにも部門別で入賞してしまった我がアシスタント譲。どうしてラッキーかと言うと、通常なら河口湖には3月末までは雪が残っているので、まともに走りこみができないからだ。
だが今年は雪も少なく、2月からジョギングが出来る日もあった。で、「二匹目のドジョウ」を狙って参加した今年のレースで、見事、部門別で5位に入賞し、晴れて表彰台に上がっているところ。
彼女のコーチ役を自認するボクとしては鼻高々の瞬間だが、今年はもう一人の教え子、つまり我が妻も入賞を狙ったのだが、惜しくも15位に終わった。
来年こそはワンツー・フィニッシュで! と夢だけは大きく。
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2004年4月○日
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毎年6月に、西湖や周辺の山々を舞台にして、「ラウンド富士」なるアドヴェンチャーレースを開催しているが、(今年の詳報は「GO告知板」を参照)今年、新たに別のレースを開催しようと云うことになり、その下見の為に、MTBで樹海のトレイルを走り回った。
一般に「青木が原樹海」と云うと、自殺などのネガティヴなイメージがあるが、実際には多種多様な原生林が拡がる最高のネイチャー・フィールド。
近頃では、自然を壊さないように立ち入り制限をする、といったことも言われているが、ボクは逆に、もっと多くの人が樹海に入って行ったほうがいいと思う。
人々が自然に関心を抱かないことが、自然をもっとも荒廃させる要因だと考えるからで、その意味においても、是非、実現させたいレースである。
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2004年4月○日
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自宅の近所に「富士ビューホテル」という宿泊施設があり、そこの枝垂れ桜はとても立派で、毎年、このシーズンになると、残雪が残る富士山と桜の組み合せを鑑賞しようと、県内外から多くの観光客が訪れる。
夜になるとライトアップも施され、枝垂れ桜の妖艶なる美しさが際立つが、そこはホテルの中庭とあって、その桜の下で宴会をしている人は皆無である。
今年、都内では花見客が酔って乱闘事件を起こした、とニュースで伝えていたが、宴会で騒ぐだけが花見ではない。
BBQで盛り上がれば、それがアウトドアだ、と思い込んでいる人々と、通ずるモノがあるような気がするのだが・・・
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「今月のお勧めエクイプメント」
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今回はこの冬、ボクのスノボライフでいつも一緒だったパンツを紹介しよう。
激しく降りしきる雨の中では、従来からのゴアテックス素材が、透湿性も高くて便利なのだが、雪や少々の雨なら、そこまでの防水性は必要としない。そこで、近年、開発されたDWR加工(Durable Water Repellent、耐久性撥水)を施した製品に注目したい。
今回紹介するパタゴニア社製「スーパーガイド・パンツ」は、ストレッチ織りのナイロンに伸縮性に富んだスパンデックス素材を加え、それにDWR加工を施している。
動きやすさは抜群で、その透湿性もゴアテックス素材の比ではない。
ご覧の写真のように、バックカントリーで滑るには、ボードを背負って急斜面をハイクするのだが、その際には体温が激しく上昇する。が、このパンツなら蒸れを即座に外へ排出するので、汗がまとわりつくことはない。
今年の冬、氷点下10度以下の山々で、このパンツの下に薄いタイツ一枚で、ボクは快適にスノボを楽しんだし、シーズン最後の八甲田では、風速30メートルの強風下、このパンツはまったく風を通さなかった。
加えて、ご覧のようにスリムなデザインなので、街中で着用することも可能で、スノボの行き帰りもこのパンツ1枚で過ごせる。
余談ながら、多少、恥ずかしい話をここで告白すると、ボクはこのパンツに惚れ込み、3枚も購入してしまったのだ。
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