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2004年9月○日
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毎年、11月の最終日曜日に恒例の河口湖マラソンがあり、9月になると少しずつ走る距離を伸ばして行く。
いつもの月は、毎朝、10キロほどの距離を走っているので、月間にして約250キロ前後の距離を走るのだが、9月になると、2週間に一度くらいの割合で、25キロから30キロほどの長距離走も行う。10月になるとその距離もさらに伸び、月間で400キロ近くの距離を走り込むが、これだけ練習しても3時間30分くらいがベスト。
2時間台でフルマラソンを走ることがいかに難しいか、実際に走っているとしみじみと痛感する。
で、これだけの距離を走るとなると、一緒に走る仲間の存在も大切。
この日はいつものメンバーに、「河口湖マッスルクラブ」の中でも稀有なる紳士、ドン・ゴンザレス氏が加わり、涼しい秋風が吹く河口湖の湖畔を、気持ちよく27キロの距離を走ったのでした。
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2004年9月○日
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毎年、9月は運動会の季節。
8月の後半に2学期が始まると、子どもたちはすぐに運動会の準備を始める。
我が次男は、我が家で唯一の俊足で、我が郡内の小学生の中で「一番早い男」である。
当然のことながらリレーの時はアンカーを務め、「クラス対抗」でも「組み軍対抗」でも、その実力を遺憾なく発揮した。
長女も、そして長男もあまり足が速い方ではなかったので、今までの6年間は、無言でオトナシク運動会観戦をしていたが、今年は周囲が驚き、そして呆れるほどの大声援。まるでアテネ・オリンピックのアニマル浜口氏のような応援ぶりである。
その次男が走っている雄姿もあったが、「親バカもいい加減にしろ!」との声が聞こえて来そうなので、あえて綱引きの写真を掲載することにする。
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2004年9月○日
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栃木県、那須高原での撮影風景。
ここ数年、年に一度か2度くらいの割合で那須方面にロケに行っているが、いつも行くたびに感心するのは、観光地としてとても高度に熟成されている、と云うことだ。
我々が暮らす河口湖の悪口は言いたくはないが、「五感で感じる観光の街」なんてスローガンを掲げている割には、自動販売機の設置や派手な看板の数が多いし、高速インターを降りた途端にホテル(もちろんアノ手のホテルだ)の看板なども目立つ。その点、那須はコンビニの看板でさえ、周囲の自然に溶け込む色に改変され、景観を損なわない配慮がなされている。
富士山がいつまで経っても世界遺産に登録されないのは、観光に対するこのような地元の意識の低さのせいだと思うが、そのことに行政は気付いていない。
ここは「富士、箱根、伊豆国立公園」内だから、商業施設に対する様々な規制が必要だと思うのだが、そのあたりの観点が、どうも抜けているような気がする。
もっともこんな冬の衣装の撮影で、いくら写真に写らないからと言って、サンダルを履いているボクにそんなことを言う資格はないかもしれないが・・・
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2004年9月○日
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「河口湖マッスルクラブ」のもっとも若い独身女性メンバーは、河口湖と山中湖の中間に位置する忍野村在住で、毎朝、我々と一緒に河口湖や西湖の湖畔、それにその周辺の山々を走っている。が、たまには忍野地区周辺を走ってみようということになり、やはりもっとも若い独身男性メンバー(が、こちらはすでに婚約済み)の通称ミナケンを伴って、忍野村を見下ろすように連なる杓子山から石割山の稜線を走った。
その稜線は雑木が綺麗に伐採されてとてもよく管理されており、稜線から見える富士山は朝陽を受けてピンク色に染まっていた。下方に拡がる忍野の村にはうっすらとした朝靄がかかり、そのすべての景観が、早朝のマウンテンランの褒美であるかのように、心に残る深い感銘を我々に与えた。
ほんの少しだけ視点を変えるだけで、まったく違った新鮮な感動に出遭える。
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「今月のお勧めエクイプメント」
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カナダを代表するアウトドア・ブランド「アークテリクス」の商品は、その素材からデザインに至るまで、本格的なアウトドア・ユースに耐えうる、高い機能性とファッション性を備えている。
最近では「パタゴニア」と並び、アウトドア・ライフに無縁な若者の単なるファッションとしても、「アークテリクス」が着用されることも目立ってきたが、元々はバックパックのメーカーで、そのバッグの機能性の高さは多くの人に知られている。
今回、紹介するアークテリクスの「RT45」は、アークテリクスの特許とも言える構造で、通常のバックパックならジッパーを採用しているメインのコンパートメントの開閉が、独特のロールトップ(RT)方式を採用している。
つまりドライバッグのように、上部開口部分を2,3度畳み込むような仕様となっており、この方式を採用することで、バッグ内部に雨などの水分の侵入を防ぐことに成功している。そしてその結果として、通常のバッグには必ずあるはずの「雨蓋」の存在が必要ないため、バッグ全体の軽量化にも繋がっている。
サブのコンパートメントのジッパーは、これも「アークテリクス」の特徴とも言える止水ジッパーを採用しており、こちらも水の浸入防止が計られている。
さらにハイドレーション機能も搭載されている。
この「RT」シリーズは、他に25、35、55、65と10リッター刻みでラインナップされているが、実際の容量はマイナス5リットル、つまりこの「RT45」で、約40リッターの容量となっている。
「アークテリクス」では、この「RT」シリーズ以外に、スノウボード仕様の「M」シリーズ、それにこの「RT」の後継モデルとも言える「ニードル」シリーズも、ロールトップ方式を採用しているが、一度、この機能性の良さを実感すると、必ずや「アークテリクス」のバッグの虜となるのである。
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