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photo 2004年10月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 雑誌「ターザン」の取材でスイスを訪れている。
 今日は登山電車に乗って「トップ・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれるユングフラウ・ヨッホまで。
 ご覧の写真は「アイスパレス(氷の宮殿)」と名付けられた氷河の内部。ユングフラウ・ヨッホの駅舎の中にあり、氷の通路の脇には氷像などが展示してある。
 もちろん季節を問わず、この「アイスパレス」は存在するのだが、暑い夏にはその氷が融けてしまわないのか? と単純な疑問が湧くが、観光客がこのアイスパレスの入り口のドアの開閉を行うことによって、氷が融けない温度を保つ仕組みになっているらしく、ここでもスイス人のハイテク技術に驚かされるのだ。





photo 2004年10月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 ベルン州グリンデルワルトをあとにして、今度はヴァレー州のリーダーアルプへと向かう。
 今回のスイスの旅の移動はすべて列車で、スイス全土の国鉄、バス、並びにほとんどの私鉄で使用可能な「スイスパス」を使った。
 この「スイスパス」、1等と2等で料金は異なるが、1週間ほど有効な「スイスパス」の一等料金は4万円ほど。これでスイス国内、どこにでも移動できると思えば割安なのでは。
 ちなみに一等席には電車によって、どこかのホテルのラウンジみたいにゆったりと座れるシートもあり、とても優雅に旅を楽しむことができる。さらに、ほとんどの駅には改札口というものがなく、電車の中を車掌が廻って来て切符を確認する。駅の階段にはスロープが設けられ、キャスター付きのスーツケースなどにも十分に対応している。
 スイスでは「電車」というシステムも、かなり成熟しているのである。





photo 2004年10月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 全長24キロ、ヨーロッパ最大、最長のアレッチ氷河上をトレッキング。
 この氷河は遠くから眺めると、文字通り「河」のように起伏がないように見えるのだが、いざ、そこに降り立つと、30メートルくらいの高さの氷山が至る所に屹立しており、深いクレバスもぱっくり穴を開けている。
 クレバスは深いものでは200メートル以上もあり、そこに落ちれば、もう誰も助けてくれないし、600年後くらいに氷河の出口で発見されるまでは、(それも運良く)そのまま氷の世界に閉じ込められることになる。
 で、このように安全のためにロープに繋がれて歩くのだが、もちろん足にはアイゼン(クランポン)も装着している。
 かなり本格的なトレックとなるのである。





photo 2004年10月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 スイス取材の最終日。
 今度はジュラ州のドゥレモンの街へ。
 スイスは州が変われば言語や食習慣も変わり、ここドゥレモンは地名からも察することができるが、フランスの影響が濃厚な街である。ホテルやレストランでもほとんどの人がフランス語を話し、そこで出される料理もフランス料理。
 で、このドゥレモンで有名なのがスイス・アーミーナイフで世界に名高い「ヴェンガー」の本社があること。
 さっそく取材に出向いたが、ボクの横に写っているのは人形で、かつてはこのように横になってナイフの研磨を行っていた、という展示。人形の背中には犬の人形が乗っており、ナイフの研磨中、犬でからだのバランスを取ったと説明されたが、どこまでが真実なのか・・・なにしろラテン系のいい加減さが目立つ街なので、その真意のほどは明らかではない。





photo 「今月のお勧めエクイプメント」 ■ ■ ■ ■ ■

 山で温かい飲み物を飲もうとすれば、携帯コンロとコッフェルの組み合わせ、あるいはもっと簡単に魔法瓶が必要なのだが、魔法瓶の中でもアウトドアの定番といえば「サーモス(THERMOS)」のボトル。
 1907年の創業以来、90年以上に渡ってアメリカ、カナダ、ヨーロッパの国々、世界115カ国で愛用されている。
 今回、紹介するボトルはその「サーモス」のワンタッチ・オープンの「JMW」シリーズ。
 この「JMW」シリーズには容量が350ccのモノと500ccのモノの2タイプが用意されている。
 このボトルの特徴はOリングが取り付けられた蓋が、片手だけでワンタッチで開けることで、しかもセーフティ・ロック機構が付いているので、間違って飲み物がこぼれることはない。
 山や野原でも便利なのだが、運転中もとても重宝する。
 蓋を外せばワイドな口径なので、氷なども容易に入れることが可能だ。保温、保冷の双方に使えるのである。
 保温効果は約6時間。
 どう? これからスターバックスへはマイボトルで。
 












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