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photo 2005年1月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 愛用のキャンピングトレーラー「ポルト6」を引っ張って、鹿島槍へとスノーボード・ツアーに行く。
 この鹿島槍には毎年、家族揃って来ているが、トレーラーで来るのは春休みだけで、厳冬期にやってくるのは初めてだ。
 トレーラー内部にはガスを燃料とするヒーターもあるので、寒さはまったく問題ないが、我々が鹿島槍に滞在中はご覧の通りの大雪で、朝晩の雪下ろしが大変だった。
 パウダースノウに歓喜し、スノボ自体にはとても満足したのだが、夕食準備前の1時間の除雪作業にはマイッタなあ・・・
 数年前まではまったく手伝わなかった子どもたちが、このところよく手伝ってくれるようになったので、その点はとてもラクチンだったけど、そう思っている間もなく、親とは一緒に行かなくなるんだろうな・・・


photo 2005年2月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 我々が暮らす富士五湖地方では古くから様々な奇習や風習があるが、「節分」もそのひとつ。
 まあ奇習というより、微笑ましい風習である。
 今年、厄年を迎えた友人が忍野八海の傍に住んでおり、彼女が近所の神社で豆撒きをするというので、行ってみた。
 彼女からの情報によると、豆撒きの際に、昔懐かしいサイコロ・キャラメルを一緒に投げると言う。で、そのサイコロ・キャラメルの中には、実物のキャラメルも入っているのだが、クジ番号のついた紙切れも入っている。
 厄年を迎える人が厄を落とすために豆を撒き、そのついでにクジも撒く。それを貰ったら厄も一緒に貰うことになる・・・なんて危惧も覚えるが、クジの景品の魅力に抗えきれない性格のボクは嬉々として豆撒きに駆けつけた。
 で、どのような景品があるかというと、液晶テレビやファンヒーターなどの景品に紛れて、なんと「ネコ」もあった。「ネコ」と言っても動物の「猫」ではなく、荷物を運ぶ一輪車だ。
 このような景品が揃っているところが、いかにもこの地域の特性を現しているのだが、それにしても・・・消防車でこの豆撒きの会場に来て、景品のティッシュの箱をいっぱい積んで帰るのを目撃した時は、本当に驚いた!


photo 2005年2月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 厳冬期に凍った滝、つまり氷瀑を登るスポーツ、アイスクライミング。
 ピッケル(最近では山での専門用語、用品の呼称はドイツ語から英語に変化することが多いのだが、この「ピッケル」も最近では「アイスアックス」と呼ばれる)を両手に持ち、足にはアイゼン(クランポン)を装着し、垂直の氷壁を登って行く。
 もちろん上級者になると、通常のフリークライミングと同様に、オーバーハングした氷壁も登るのだが、その氷壁の冷たい美しさは筆舌に尽くしがたい。  もちろんそのゲレンデに辿り着くまでも、長い時間をかけて雪の中を歩くのだが、その道中もまた白い美しい世界が拡がっている。
 フリークライミングにしても、実際にゲレンデに辿り着くまでのハイクを面倒がる人もいる。だから室内で簡単に登ることができる「人工ウォール」の方が、人気が高いとも聞く。が、実際に登るだけではなく、その周囲の自然環境との対話を楽しむ気持ちが大切である、と思うのだ。
 





photo 2005年2月○日 ■ ■ ■ ■ ■

 光文社から「ストリー」という女性誌が出版されているが、今日はその取材。
 取材のテーマは「おもてなし」
 我が家でお客さんをどんな風に「もてなして」いるか? というのが今回の取材のテーマだが、もちろん我が家での「もてなし」の基本はボクの手料理だ。当然、とても美味しい料理をお出しするのだが、より美味しくいただいて貰うのには、食事の前の「適度」な運動が望ましい。という訳で、近所の羽根子山の頂上でお茶を飲んでいるところ。
 今回の「おもてなし」のゲストは、我が「河口湖マッスルクラブ」のメンバー。だから羽根子山へのハイクも平然とこなしていたが、取材スタッフはかなりへばっていたようである。






photo 「今月のお勧めエクイプメント」 ■ ■ ■ ■ ■

 最初の出会いは「HMV」だった。たしか新宿の「HMV」だったと思う。
 彼女のCDが視聴コーナーのラックに乗っかっていた。
 カバーを眺める。綺麗な人だ。
 ヘッドフォンを耳に充てる。透き通った声が響いて来た。
 一人のアーティストに出会うきっかけは様々だ。
 友達に教えてもらう、あるいはひとつの曲がとても気に入り、そのアーティストのアルバムを買う、または広告でその存在を知る・・・など。
 だがボクがサラ・マクラクランという女性アーティストに出会ったのは、冒頭のようなことがきっかけだった。が、すぐに没頭したわけじゃなかった。
 ある日のこと。メグ・ライアンとニコラス・ケージが主演した映画「シティ・オブ・エンジェル」を観ていたら、サラの曲が映画の中で使われていた。その曲はボクが持っていたアルバムに収められていたもので、何度も繰り返し聴いてロマンチックな映画のシーンを思い出した。
 それからボクはすっかり彼女の声の虜になってしまった。哀愁を含んだ透明な歌声、その透明な声に、時折、ハスキーな響きが加わり、さらに官能的な裏声が美しい旋律とともに心に染み入る。
 とくにこのアルバム「After Grow」は、サラの魅力がいっぱいに詰まったボクのベストアルバムである。

 












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