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2006年1月アーカイブ

雪は降る

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 とうとうと言うか、やっとと言うか、河口湖にも本格的な雪が降っている。
 ラジオから流れてくる情報では、伊豆、箱根、湯河原など、冬でも比較的、温暖な地域でも積雪があると言うし、横浜、東京でも積もっていると言っている。もしかして太平洋沿岸の地域の方が降雪量は多いかもしれない。
 高速道路の各地でチェーン規制が発動され、その他の交通機関のダイアも乱れているようである。
 今朝起きて、まるでクリスマスケーキの上に立てられたミニチュアの木に、粉砂糖をまぶしたような樅の木の写真を撮ったが、我々、人間の“右往左往”に関係なく、自然界では冬の美しくも静寂なるドラマが繰り広げられている。
 きっと明日、雪があがって太陽が顔を出せば、すべてを眩しいほどに美しく輝かせ、白い煌きの世界に包み込むのだろうけど、下界の我々はケーキに群がる蟻のように、せわしくなく除雪作業にひたすら汗を流すのみである。





凍てつく湖

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 氷点下15度以下の日が5日ほど連続して続くと、河口湖は“全面結氷”する。
 気象庁は湖の90パーセントが凍れば“全面結氷”と発表するので、実際には一部、凍っていない箇所もあるが、かなり厚い氷が湖を覆う。
 富士五湖の中でも深度のある本栖湖や西湖は、いくら寒くても“結氷”しないが、山中湖や河口湖は深度が15メートル前後と、わりと浅い湖なので凍りやすいのだ。
 山中湖では今現在でも凍った湖でスケートができるし、河口湖ではかつては凍った湖面を軽四輪車が走ったと言われているが、ボクが河口湖に越してきて10回目の冬を迎えるが、それほど凍ったことはない。だが、この10回の冬で2回が“全面結氷”した。
 ここ数日、少しは寒さがやわらいだが、すでに湖の半分近くは凍りついている。
 今年の河口湖はボクにとって、3度目の“全面結氷”を体験する寒い冬となるのか、それとも“早すぎた寒さ”が、“早い春”を招いてくれるのか、それは今のところまったく判らない。
 「厳しい寒さの冬は雪が少ない」
 ここの地元の人々はこのように言うが、今年もやはり雪が少ない。





家族の冬 ジャンプ3

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 47歳の父のジャンプ
 ポーズも悪いし、高さもない。
 
 我々父子のスノーボードの楽しみは、第一が「パウダーラン」
 オフピステ、つまり圧雪されていないノントラックの雪面を滑走することに、なによりも喜びを感じるのだが、朝一番の誰も滑っていないピステバーンを、高速で滑降することも3人とも大好きである。
 で、午後になって雪の状態が悪くなると、こうして「ワンメーク」のジャンプ台で遊ぶことになる。
 一昨年までは、父親であるボクがもっとも高く飛んでいたが、昨年に長男に追い越され、今年はその滑空の美しさで、次男にも適わなくなった。
 嬉しくもあり、些か寂しい「家族の冬」





家族の冬 ジャンプ2

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 高校1年生の長男のジャンプ。
 「高さ」を誇るダイナミックなジャンプ
 





家族の冬 ジャンプ

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 中学1年生の次男のジャンプ。
 「グラブ」を決めて、ポーズも美しい。

 





家族の冬2 鹿島槍

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 冬休みに家族揃ってスノーボードに行った。
 よく行くスキー場は「サンアルピナ鹿島槍」と言って、白馬連山のもっとも南側、妻の実家から車で小一時間ほどのところだ。
 このスキー場はなにしろリフト券が安い。
 ホームページで手に入る割引チケットを使えば、リフト代金、ランチ、温泉のセットで3500円である。ランチが1000円、温泉が500円なので、実質、リフト代金は2000円だ。
 我が家は家族5人なので、この割引は有難い。
 近頃ではこのような割引を導入しているスキー場が多く、ここ以外にも2,3箇所知っているが、アクセスの良さからもこの「鹿島槍」に来ることが多い。
 「鹿島槍」を頻繁に利用する理由はもうひとつ。
 ゲレンデから「仁科三湖」のひとつである青木湖の美しい眺望が眼下に拡がっている、ということ。
 スノーボードで滑ること自体ももちろん楽しいが、その自然環境の景観が良ければ、その楽しさは幾倍にも倍増する。今年の青木湖は低温によって凍り、いつもの青さが霞がかかったように白く見えたが、それでも我々の眼を充分に楽しませてくれた。
  





家族の冬 常念岳

jounen.jpg

 毎年、冬休みに家族揃ってスノーボードに行く。
 妻の実家が信州の豊科にあり、今年はそこを拠点として各スキー場を周ったが、その実家からは「常念岳」が綺麗に見える。
 実は妻自身は東京生まれの東京育ちなのだが、彼女の父、つまり義父がこの「常念岳」の美しさに心底惚れ込み、余生をその麓で暮らしたいと願い、17年ほど前に東京から移住したのだ。
 山岳写真を生業とする義父にとって、美しい山々は枚挙にいとまなく見て来たに違いないだろが、こうして朝陽を受けてピンク色に染まる「常念岳」を見ていると、義父がこの山をこよなく愛する気持ちが少しでも理解できる気がする。
 ここ数年はボクも妻や友人を伴って、この「常念岳」に連なる「蝶が岳」からの縦走を行ったりするが、未だに厳冬期の「常念岳」には登ったことがない。
 いつの日かこの山の頂で、このような美しさを山に与える、偉大なる朝陽を拝みたいと思っている。





ソリ遊び・・・には雪が少ないか。

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 12月はとても寒かった。
 気象庁の発表では20年ぶりの寒波だと言う。
 1月、2月なら良くあることだが、12月なのに水道管を凍らせてしまった。
 が、富士五湖地方に限って言えば、降雪はとても少なく、12月初旬に初雪が降って5センチほど積もったが、その後はクリスマスの時期にも降らなかったし、年末年始も降らなかった。1月2日にミゾレが舞ったが、積もるほどには至らなかった。
 で、昨日の1月6日。
 朝からチラチラと小雪が舞っていたが、夕方から大粒の雪に変わり、一時はかなり激しく降った。だが夜になるとそれも止んでしまい、結局はご覧のような積雪。
 近所の子ども達が「ソリ遊び」をしようと公園に集まったが、雪の下の茶色い芝生が顔を覗かせている。それでも子ども達は「ソリ遊び」に熱中していたが、昨年の正月は我が家の玄関先で1メートルほどの雪のジャンプ台を造り、息子たちとワンメーク・ジャンプを楽しんだ。そのことを想い起こせば、今年の雪の少なさは予想外である。
 とは言っても、大雪による被害が相次ぐ東北、日本海側の現状を鑑みれば、なにひとつ文句は言えないのである。





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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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