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2012年3月アーカイブ


老化防止.jpg

 40歳以上の日本人の二人に一人、つまり5割の人々がメタボリック・シンドロームな状態にあるということは、「ダイエット」は国民すべての関心事であると思われる。

 もちろんスリムな体型を望むことは当然なのだが、肥満に伴う様々な病気を予防することも「ダイエット」の大きな役割である。その結果、老化防止へとも繋がる。

 体重が増えるか減るか。これは単純に足し算か引き算でしかない。いつもの摂取カロリーより消費カロリーが上回れば、少しずつ体重は減少していく。

 それでは具体的にどれくらい下回ればいいのか?

 人間が無理なくダイエットをしようとすれば、一日に70グラムの体重を減らせばいいとされている。月に換算して約2キロの体重減を目指せば良いのだ。これ以上だとリバウンドの可能性が高くなる。

 じゃあ一日70グラムを減らすのに、どのような計算をすればいいのか?

 脂肪のカロリーが1グラムあたり9キロカロリーである。と言うことは、70グラムの脂肪を減少させようとすれば、9キロカロリー×70グラム=630キロカロリーを余計に消費すれば、一日に付き70グラムの脂肪を落とすことが可能なのだ。

 で、いつもの食事より630キロカロリーを我慢しようとすればかなり空腹を覚え、結局は失敗に終わるケースが多い。そこで食事制限+運動を取り入れる。もちろん運動の中でも持久力的運動が望ましい。

 手軽に実行できるのがランニング。

 一般的に自分の体重×キロ数が消費カロリーとされているので、例えば70キロの人が5キロ走れば、350キロカロリーが消費される。これだと目標の半分以上が消費できるので、食事制限は僅か280キロカロリーだけで済むのだ。だがそれだけではない。これは消費カロリーと摂取カロリーしか計算に入っていない。

 走れば下半身の筋肉が発達する。全身の筋肉の7割は下半身に分布していると言われるので、走れば全身の7割の筋肉が発達する。ご存知のように筋肉は「糖分の消費工場」の役割をする。つまり筋量が多ければ多い人ほど、同じ摂取カロリーでも「痩せやすい」体質になる。逆に脂肪分の多い人は「水を飲んでも太る」と言われているように、基礎代謝カロリーの値が低い。

 つまり要約すれば、一日に5キロのランニングを日課とすれば、最初は280キロカロリーの食事を我慢しなければならないが、それを持続すれば基礎代謝が進み、5キロのランニングだけで食事制限しなくとも体重減少が目指せるのである。で、今までの経験からすれば、5キロのランを日課としている人は、3ヶ月もしないうちに10キロくらいの距離を日課としてしまう。

 まあそこまでランに熱中しなくとも、3ヶ月ほどで美しく変わった自分の体型に満足して、食事制限や運動に対する気持ちが敏感に反応する。

 さてここまではカロリーだけの話をしたが、次は食事の成分の話だ。

 (次へ続く)






もったいない

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 チャン・ツィー主演の中国映画「初恋のきた道」の中で、チャン・ツィー演じる主人公が恋人に陶器を贈られる。が、その大切な陶器が割れてしまい、娘のことを不憫に思った主人公の母親がそれを修理する。

 使い捨てが当たり前になったような現代日本人の感覚からすれば、ずっと以前に捨ててしまったなにか尊い心を、再び見せつけられたような気がした。

 さて1月28日に起きた富士五湖を震源地とする地震で、お気に入りのマグカップが割れてしまった。

 形あるモノはいつか壊れる。

 いつまでも未練を残さないで、新たな出会いを楽しまなければ...とクールに振舞いたいところだが、やはりイイ物は残したい。

 で、修理した。陶器用のボンドを買って来て(1液と2液を混ぜるタイプのボンド)、時間を掛けて張り合わせたらかなり綺麗に復活した。試しに水を入れてみたら漏れない! が、再びこれでお茶を飲む気にはなれないので、プランターの鉢入れとして再利用することにした。とりあえずウチにあるイミテーション・プランターを入れてみたが、サボテンなどを入れると、このペンドルトン・デザインにしっくりと来るかもしれない。

 どういう活用法であれ、大切な道具たちが蘇るのは嬉しいモノである。







 これは「ウエブページ」(右側を参照)でも紹介している動画だが、昨日、「春分の日」の朝に自家製サンダル「ワラーチ」で河口湖を一周した時のモノである。

 青いジャケットを着ているのがボクで、赤いジャケットを着ているのがアシスタント。で、黒いジャケット姿が妻だ。

 3人のランニング・フォームをよく比較してもられば判ると思うが、ボクとアシスタントのフォームと比較して、妻のランニングフォームは上体がのけ反っている。その結果、上半身より足が前に出ている。

 人はランニング時に、片足に自重の三倍もの衝撃が加わると言われている。からだの重力を後ろに残したまま、足だけを前に出せば、安定が悪くなり膝や足首などの故障の原因になるのも当然だ。

 そこで近年、「フォアフット」や「ミッドフット」と言われる走法が見直されているが、その走法もからだがのけ反っているととても無理のあるランニング・フォームになってしまう。

 前に出された足が着地する、その瞬間、頭や胸は足の真上に来ていなくてはならない。これで安定したバランス、足に負担のない省エネな走りが出来るのだ。

 足の着地の仕方ばかりを意識していると、逆に怪我の原因にも成りかねない。実際に妻はそれで足首を故障して、これまでワラーチで走れない日々が続いていた。が、この動画を検証してよく理解したようである。

 ランニングによって足の故障に悩む皆様、是非ともこの動画を徹底研究していただきたい。

 それはワラーチや裸足ラン、あるいは靴を履いても同じことなのだ。





大地を感じろ!

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 最近、ランの時に[GoPro]で自分たちのランニング・フォームの撮影をして、それを編集して楽しんでいる。

 昨年の雪解けから新しいランニング・フォームを検証し、5月ころからはワラーチで走り始め、11月には河口湖マラソンをワラーチで走り、つい先日も駿府ハーフマラソンをワラーチで走った。それぞれに満足の行く結果で、新たなランニング・フォームもすっかりと定着したと思っているが、それでも友人たちとビデオ検証しつつ、互いのフォームを確認しあっている。

 昨日は東京で仕事があったので、次男のアパートに泊り、朝は息子や近くに住む友人と一緒に駒沢公園を走ろうと約束した。河口湖ではまだ雪が残っているが、暖かい東京ではワラーチで走れるだろうと、楽しみにしていたが、迂闊にもワラーチをバッグに入れ忘れて来てしまった。

 仕方ないので途中から靴を脱いで走り、結局、一周約2,2,キロの駒沢公園を5周した。

 実はマラソンを始めた25年前、ボクは「駒沢公園ジョギングクラブ」に入会していた。そこでランニングの基本を教わったが、25年後に、まったくその基本とは違った走り方で凱旋(?)したのであった。





小さな巨人

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 前回に引き続き、今回もデジモノの話題を。

 3月10日に東芝から「FlashAir」というSDカードが発売された。この「FlashAir」はカードにWi-Fiシステムが組み込まれている。WiFi機能付きのSDカードと言えば「Eye-Fi」が有名だが、「Eye-Fi」との大きな相違点は、無線LAN環境がなくても、この「FlashAir」そのものがルーターとなって、他の機器と繋がる、という点だ。

 分かりやすく説明すると、例えば山奥の携帯電話の電波がまったく来ていないような所でデジカメによって撮影する。もちろんそれはデジカメ内で閲覧することはできる。が、それをPCやスマホで見ることはできない。(もちろんSDカードを抜いて、それを挿し込めば話は別だが)

 だがこの「FlashAir」をデジカメに入れてあると、瞬時にスマホやPCでその撮影したばかりの映像が確認できる。

 実は昨日から仕事の打ち合わせ等で東京に居る。で、昨日、打ち合わせの前に他の買い物があってヨドバシに行った。そしたらこの「FlashAir」があった。発売前から欲しかったが、ボクが愛用しているリコーの「GRⅳ」と[GoPro]との適合確認がメーカーでは取れていない。

 とくに[GoPro]はまったく未知である。もちろん「GRⅳ」でも使いたいが、どちらかと言えば、このカードは[GoPro]でこそ真価を発揮する。

 なぜか?

 以前にもこのブログで報告したが、[GoPro]には液晶が付いていない。オプションで売っているが、省電力、耐衝撃、コンパクト性などを損なうリスクもある。が、このカードを[GoPro]に挿し込めば、撮影した画像をすぐにスマホ等で確認できる。

 実は念の為に東芝のサポートにそのあたりを問い合わせたのだが、未だに上記2機種との適合確認が取れていない、ということだった。

 そのことをヨドバシのスタッフに説明すると、嬉しい答えが帰って来た。

 「分かりました。じゃあこうしましょう。お客様が購入して、万が一使えない場合は返品に応じましょう!」

 で、買ってみた。

 さっそく試した。まずはカメラにこの「FlashAir」を入れる。するとスマホ(ボクの場合はiPod Touch)のWi-FI選択から、この「FlashAir」が現れる。そこをクリックすると設定画面が現れ、名前とパスワードを変更する。これで設定は終わり。

 あとは撮影してブラウザ上で(もちろんネットに繋がないで)「FlashAir」を開けば、撮影したばかりの映像が映し出される。

 ボクは「Eye-Fi」カード使用者でもあるが、その転送の速さは「Eye-Fi」カードと比べ物にならないほど速い! まったくストレスなし。本当に瞬時だ。

 と言うことで「「GRⅳ」も[GoPro]も、まったく問題なく使えた。

 夜、夕食の際に息子と一緒に[GoPro]で撮影した。息子は「iPhone」を使っているが、彼に「FlashAir」のパスワードを告げると、それを打ち込み、撮影したばかりの写真を「iPhone」で確認の上、ダウンロード。

 こうして一緒にいる友人たちと、瞬時に撮影した写真を共有できるのも、この「FlashAir」の特徴である。もちろんそれらはSNS上でも公開できる。

 と言うことで、この「FlashAir」、使い方次第でまだまだ可能性を感じるSDカードである。

 ちなみに価格は8ギガで6980円。通常のSDカードより割高だが、その価値は余りあるのである。

 






正しい資質

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 15年以上、ずっとWindowsを使い続けて来たが、昨秋よりMacBookAirを使っている。

 PCはWindowsだったが、iPod,iTouch,iPadなどの周辺機器がほとんどMac製品だったので、わりとMacBookAirもすんなりと使えているように思える。

 MacBookAirを選択した主な理由は、メインマシンはWindowsでサブで持ち歩くのに軽量であること、バッテリーの持ちがいいこと、衝撃に強いフラッシュメモリを採用していることが主な理由だった。

 ところがいざ使ってみると、サブのつもりがこればかり使っている。4ギガのメモリがあるのでサクサク動くし、休止状態からの起動があっという間。それにWindowsのように頻繁にアップデートをしないのでストレスなくPCに向かえる。

 と良いこと尽くしなのだが、ひとつだけMacBookAirの欠点と言えば、フラッシュメモリを採用しているのでその記憶容量に限りがあることである。

これは最初から分かっているので、MacBookAirを購入と同時に、外付けのコンパクトなHDDも買った。こちらの容量が500ギガあるので、120ギガの容量しかないMacBookAirだが、音楽や動画、静止画など、容量の食うモノはそちらにどんどん移し変えている。

 ところが最近、ふと気付いたら、残りの容量がわずか数ギガになっていた。

 「最近、動画編集も頻繁にしているからかなあ」と思いながら、ストレージの詳細を見ると、なんと本体にもバックアップエリアがあり、その容量だけでも20ギガを超えている。バックアップは外付けのHDDで行なっているので、この本体バックアップはまったく不要である。

 で、そのバックアップを機能させない方法、並びに削除方法を聞こうと、サポートセンターに電話を掛けたが、相手もまったく分からない。挙句にはもっと詳しい「シニアアドバイザー」なるサポートも登場するが、計5回の電話で、結局は解決しなかった。

 で、よく観察していると毎日、5ギガバイトほどバックアップ容量が増え続けている。

 「こりゃ大変! 近い将来、120ギガ、すべてバックアップに取られるぞ!」なんて慌ててググったら、あったのです! その解決方法が

スクリーンショット 2012-03-14 5.27.55.png

 

 今まで、一度も触れたことのない「ターミナル」だったが、これで一発で解決。

 いまでは本体のバックアップ容量が、ご覧のように「0」。

 メデタシ、メデタシである。

 それにしても「シニアアドバイザー」って???

 さて、蛇足ながら「ターミナル」に変更を指定の文字を打ち込んだ後、「ターミナル」はパスワード(PCのメインパスワードね)を求めてくる。で、打ち込むが文字入力ができない。「あれ?」なんて思うが、心配無用。文字入力ができなくても、パスワードが合っていれば、そのまま「エンター」キーを押せば、反映されます。





色褪せぬ情熱

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 昨年、60歳を過ぎた先輩が「信越五岳トレイルランニング」に出場して、見事、110キロを完走したことはすでにこのブログで報告した。実はその先輩は10年ほど前にニセコでBCで滑っている際に木に激突して、左足をボッキリと骨折している。誰もが復帰を危うんでいたが、その後も平然とスノボを続け、しかも怪我の後、第一回目の東京マラソンでマラソン・デビューを飾り(なんと3時間45分という好タイムだ)、未だにサーフィン、スノボ、トレランと遊びまくっている。

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 さてボクの隣に写っているのは我がクライミングの師匠である。

 彼の本業はカメラマンで、今から20年ほど前に、主婦向けの「オレンジページ」という雑誌でアウトドア・クッキングの特集を組んだ際に、沖縄ロケをご一緒させてもらい、それ以来の付き合いである。

 実は知り合った当初、彼はほとんどスポーツをしていなかったと思う。口癖のように腰痛を訴え、記憶違いでなければタバコも吸っていた。

 が、二度目のロケの時には、ボクの日課であるランに一緒に付いて来て、当時、暮らしていた自宅のガレージに人工のクライミング・ウォールを設置すると、すぐに夢中になって、暗くなるまでウォールと格闘していた。で、その日のウチにボクより遥かに難しいムーヴが出来るようになっていた。

 しばらく会わないウチに国内では有名な登山競走である「ハセツネ」に参加したり、いろいろなアドベンチャー系のレースに参加し、久しぶりに会ったら「最近はこれ」と言って、アイスクライミングの写真を見せてくれた。

 それ以来、夏は通常のクライミング、冬はアイスクライミングに連れて行ってくれ、それらに関する詳しい知識や技術を教えてくれている。

 で、数年前、アイスクライミングの最中に、落ちて来た氷塊に胸を強打して骨折。肺の一部が潰れるまでの重傷を負った。

 が、すぐに復帰。

 一昨年の秋の小川山で久しぶりにクライミングを楽しみ、先日、山梨や群馬の県境にあるダイナミックなアイスクライミング・エリアを案内してくれた。

 人間、幾つになっても新しいことを始めるのに、遅すぎるということはない。それに大きな怪我や事故に遭っても、情熱さえ失わなければ、また復帰して楽しむことができる。それは幾つになっても、だ。

 そういうことを頭ではなくて体感させてくれる先輩に恵まれて、ボクはとても幸せである。

 彼らと接していると、残りの人生を考えるのではなく、まだ見ぬ新しい世界に対する好奇心に包まれるのだ。






 最近、ま〜〜〜〜ったくこのブログを更新していなかった。

 先日も友人に指摘された。

 このブログをいつも読んでいただいている皆様、ホントにごめんなさい!木村東吉は深く、深く反省し、今後は頻繁に更新することを誓います。

 さて今回は今、もっとも気に入っている道具を紹介しよう。

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 このカメラはとてもシンプルだが、アウトドアのフィールドで遊ぶ者にとっては、いろいろと面白いことができるカメラだ。

 なにがシンプルか?

 まずは液晶画面がない。おそらく消費電力を最小限に収める為と、耐衝撃を考慮して液晶画面を省いてあるのだ。もちろんオプションで取り付けることは可能だが、ボクはまだ購入していない。

 なぜ購入していないのか? [GoPro]はシンプルながら画角を170度、127度、90度に選択できる。例えば170度にセットすれば、液晶で確認しなくても、見えるモノのほとんどがレンズ内に収まるのである。

 その他、シンプルな特徴としてはフォーカス、露出、シャッタースピードなど、一切、調整が不可。

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 深度60メートルの深さまで耐えられるハウジングが標準装備である。これもアウトドアで使用する際には重宝する。

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 その他、自転車のハンドル、サーフボード、カヌー、車のダッシュボードなど、ありとあらゆるところにカメラを設置できるアタッチメントが揃っている。

 こうなるとカメラというよりはもうアウトドアの道具と言えるのである。


 で、下の動画が、その[GoPro]を駆使して撮影したもの。

 本番(なんの?)で使いこなせるように、あれこれ試してみた。

 お楽しみあれ!







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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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