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2010年9月 7日アーカイブ

Killer Bees

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 ツイッターでも何度も呟いたのでご存知の方も多いと思うが、先週、スズメバチに刺された。
 蜂の怖さは十分に熟知している。以前、足首を刺されて、太ももまでバンバンに腫れ上がったことがあるし、数年前にも山で刺されて点滴を受けたこともある。よく知られていることだが、蜂は、蜂の毒そのものより、その毒によって起こるアナフィラキーと言われるショック症状が怖く、最悪の場合、死に至ることもある。ボクも長男も、このアナフィラキー・ショックが強く、刺された場合、即座に病院に駆け込まなければならないのだ。
 そういう事情を自分でも知っているので、普段から気をつけているが、一応、家には頭からすっぽりと被る防虫ネットもあり、これまでにも小さな蜂の巣なら自分で駆除していた。
 今回も完全防備で駆除するハズだった。が、防虫ネットを被った上から、フード付きの上着を着て、そのフードが頭に密着していたのがイケなかった。
恐ろしいことに蜂はそこをピンポイントで狙って来た。防虫ネットとフードによって耳の部分がネットと接触していたのだが、そのネットの上から一撃を食らったのだ。
R0013048.JPG その瞬間、熱い鋏でつままれたような激痛が走り、駆除作業を投げ出して病院に駆け込んだ。で、すぐに大きな血管注射を打ってもらたったが、耳はあっという間に腫れ上がり、漫画の怪物くんのような耳に。で、翌日にはその毒が拡がって来たのか、耳の下から顎まで腫れが拡がり、右側だけがいつもの顔の倍位に腫れた。
 人間の顔って面白い。目や口、それに鼻などの造作は変わらないのに、顔の輪郭が違うと、まったく自分でも別人に見えるくらいに変化する。最初はメキシコ人の農夫、それから気のいい中年オヤジ(年齢的にはそのままピタリなのだが)の顔になり、最後はいきなり10キロほど太ったような二重顎になった。
 最初にぶっとい血管注射、翌日には点滴を受けたが、完璧に腫れがひくまでまるまる一週間掛かったのだ。
 次にまた刺されると命の危険性も高いと医者に言われたので、結局はプロの養蜂家にお願いして巣を駆除してもらったが、ご覧の写真はその巣を解体したモノ。
R0013052.JPG 養蜂家の方も「今年初めて見るくらい大きな巣だね!」と感心していたが、中は6層のウエハウスのように構築されており、親蜂は殺虫剤によってすでに生き絶えていたが、幼虫、つまり蜂の子は元気よく蠢いていた。なんという生命力。
 と言うことで一件落着。蜂騒動も終わったが、住んでいるところも仕事場も、蜂の住処と隣り合わせなので、今後も、これまで以上に気をつけなければならないのである。




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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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