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2011年5月27日アーカイブ

決して人と競う合うためではなく

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 ここ数回、「ファイブ・フィンガーズ」や改良ビーチサンダルで走ることを報告した。そしてその結果、ランニング・フォームの改善や、足の強化に繋がったことも報告した。
 で、そこまで鍛えて、いったいなにをしたいのか?
 もちろん年に数回、フルマラソンやハーフマラソンに出場して、自分の実力をチェックすることはある。が、ボクの本来の目的はレースではない。
 
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 この地球上には素晴らしい自然が溢れている。
 これまでに北米、南米、東南アジア、オーストラリア、NZ、ヨーロッパ、中近東を旅したが、未だにアフリカ大陸の地は踏んでいない。それに何十回と行っている北米でも、訪れていないところはいっぱいある。
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 世界のすべての地に立つこと無理かもしれないが、それでもいくつになっても山に登りたいし、湖や川を漕ぎたい。
 その素晴らしい自然の中で遊ぶ上で、もっとも大切なことはなにか?
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 いっぱい遊んで、無事に帰って来るということである。
 どんな身近な自然でも、危険はいっぱい潜んでいる。
 いつも穏やかで優しい自然であっても、天候が崩れれば容赦なく恐ろしい牙を剥き出す。
 どんなに優れたアウトドアウエアを着ていても、どんなに高機能な道具を持っていても、荒れ狂う気象条件の中ではなんの役にも立たない。
 豊かな自然の中に出かけて行き、安全に戻ってくるためには、とっとと目的の場所に行き、そこで遊び、天候が安定しているうちに、とっとと戻ることが一番なのだ。
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 そのためには早く山に登り、的確なパドリングで早く漕ぎ、目的地から目的地へと移動することが望まれる。そのための技術を磨くことも大切だが、それより大切なのは体力である。そして早く行動できれば道具も少なくて済む。当然、食事の量も水の量も減らすことが可能だ。
 なにも持たないで、ビーチサンダルで山を走っているが、同じ山を重たいザックを担いで、重たいトレッキング・ブーツを履いて登っている人にもよく出会う。いや、我々以外はほとんどがそのような装備である。
R0012428.JPG もちろんのんびりと自然を楽しむのはいいことだ。しかし天候が崩れる気配を感じれば、速攻でそこから逃げなければならない。その際に必要なのは体力である。
 決してレースに於いて他者と競う合うために体を鍛えているわけではない。
 美しい自然の中で、いつまでも安全に遊ばせて貰うために、体を鍛えているのである。
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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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