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2011年9月27日アーカイブ

テーピングは一種の流行か?

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 「信越五岳トレイルランニング」

 斑尾山をスタートして黒姫などの信越の山々を超え、110キロもの距離を走りきるハードなトレラン・レースだが、友人は20時間近くかけて見事に走りきった。

 朝5時半にスタートして、ボクがペーサーを務める第5エイドステーションまでは66キロ。ここは第三関門となっており、ここを18時に通過しないと失格。友人はギリギリの17時半には第5エイドステーションに戻って来ると言ってスタートしたが、結果的には一時間以上も早く到着。汗と泥まみれのシャツを着替え、飲み物、食べ物をゆっくりと補給して、16時半に一緒にスタート。それから9時間近くかかって、夜中の1時20分にゴールした。

 実は友人と言ってもボクより9歳上の61歳の先輩。これまでの最高距離は50キロレース。正直に言って完走できるかどうか、ボクもとても不安だった。が、立派に走りきり、大きな感動を与えてくれたのだった。

 さてそんなレースの中、目立ったのが選手のテーピングの多さ。最近、アスリートの間で話題になっているテープで、5人のうち4人は膝やその他の場所にこのテーピングを施している。痛み止めなのか怪我防止なのか、理由はそれぞれだとは思うが、その姿が見ていて痛々しい。

 ボクも友人も普段からワラーチでトレーニングをしているので、このようなテープは無縁だし、レース後にもまったく筋肉痛も感じない。人が持つ本来の強さを引き出した結果である。

 確かに110キロもの距離を走り切るのは大変なことだとは思うが、そのほとんどの選手がテーピングだらけというのも些かおかしな状況。

 そんな中、例の「ボーン・トゥ・ラン」の主要登場人物であり、今回のゲストランナーであるジェン・シェルトン選手の水着に近いスマートなウエア。片手にウォーターボトルだけを握り、颯爽と110キロを走りきり、昨年の女子のタイムを1時間も短縮してあっさりと優勝。

 テーピングなどでゴテゴテとした姿で走る日本人選手と、対照的な野生的な美しい姿を見せつけたのである。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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