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日本再発見2015 その7

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「眼下に輝く渓谷を眺めながら

ダイアモンドみたいに輝く砂漠を通り抜けて

風に波打つ小麦畑や、舞い上がる土ぼこりの中を通り抜ける。

鐘の音が聞こえて、やがて霧が晴れていく

この国はあなたたちと私たちのためのもの」

これはアメリカのフォークシンガー、ウディ・ガスリーの「わが祖国」の一節である。

秋になって風に揺れる黄金色の稲畑を見る度に、ボクはこの歌詞を思い出す。

かつては2440枚もの棚田があったと言われる「丸山千枚田」も、季節に応じてその美しい姿を見せるが、作物がまったくない冬季でさえ、その棚田は日本の美しい原風景の面影を保っていた。夏にはこの棚田が緑に揺れると言われ、夏の夜にはライトアップも施されると言う。

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紀伊半島も熊野を過ぎれば交通の便も悪く、クルマがようやく一台通れるくらいの山道が続くが、だからこそ、古来から連綿と続く美しい日本の風景が保たれていると言える。

地元の人々の暮らしの不便さには慮れるが、すべての地域での交通網が整備されることがいいとは限らない。この地を旅していると、とくにそう思う。

海岸線に出れば、どこか南の島のような白砂の浜に淡藍色の透明な海。そして一歩山に入れば、雅やかな竹林や田園風景が拡がる。

ウディ・ガスリーはアメリカの原風景を牧歌的に謳い上げたが、我が日本でもそこかしこに、美しい原風景が息づいているのである。

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丸山千枚田の美しい風景を俯瞰から臨みたいのならば、「通り峠」からさらにこの170段の階段を登らなければならない。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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