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石の上にも三年

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 「白樺」という木の存在は誰もが知っていると思う。
 初夏の頃、白い幹に薄緑色の若葉がちらちらと揺れる様子は、高原の爽やかな情景になくてはならないモノだ。
 だが白樺の幹は幼木時代、茶色であることを知っている人は少ない。幼木時代から白い幹をした「ジャコモンティ」という種類の白樺も存在するが、通常は斑点のある茶色である。
 我がオフィスの庭にも、この白樺の木が10数本植えてあるが、ようやく茶色い樹皮を「脱皮」して白く剥けて来た。
 我がオフィスに木を植え始めて3年が経過したが、バラの花といい、ようやくそれぞれの本来の美しさを発揮し始めたのである。
 古くから「石の上にも3年」と言われるが、その諺の意味通り、強い情熱があれば、冷たい石も温かくなるのである。

コメント(3)

白樺と聞きまして、「がんび」を思い出しました。
40代以上の道産子なら、聞き覚えがあるんじゃないでしょうかね?
それとも、私の田舎だけなのかは不明ですが、白樺の木の樹皮のことを「がんび」と呼んでいました。

石炭ストーブや薪ストーブの焚き付けにはもってこいで、必ずと言っていいくらい、各家庭にはあったと思います。
今で言う着火剤のような物でした。懐かしい!

我が家にも白樺の樹が1本ありますが
千葉県という暖かい気候のためか
イマイチ幹が白くならないんです…
植えてから9年になりますが
毎年、鉄砲虫と闘いながら大切にしています。

すんち様。
千葉のように暖かく、標高の低い所では白樺は難しいかもしれませんね。鉄炮虫の被害については、こちらも同様です。こまめにチェックして、見つけたら殺虫剤&包帯です。
narikan様
「ガンビ」という言葉は知りませんが、確かに白樺の樹皮はよく燃えますね。脂分を非常に多く含んでいるのでしょう。以前、カナダのカヌー博物館に行った際、白樺の樹皮で作られた美しいカヌーをたくさん見ました。きっと防水性に優れているのでしょうね。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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