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2010年6月11日アーカイブ

あー・・・憧れのiPad

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  子どもたちが幼い頃、巷ではテレビゲームが流行のピークにあったが、我が家ではそれを禁じていた。
 長男が5歳の時、我々家族は河口湖に転居して、子どもたちはそれぞれに地元の学校や保育園に通い始めた。
 長女の小学校ではテレビの話題が禁じられていた。家でテレビが映らない児童に対する配慮である。我が家もその当時はテレビが映らなかった。もちろん今でもケーブルの契約をしないと映らない。
 長男の通う保育園ではテレビゲームに熱中する児童が多かった。それは都会と変わらなかった。だが我が家では相変わらず禁じていた。
 長男が地元の保育園に通い始めて間もない頃、園庭のブランコで遊んでいて足を骨折した。ギブスが取れるまで半年も掛かるような大怪我だった。長男はギブスをした足で保育園に通い、新しい友だちが園庭を元気に駆け回る姿を羨ましそうに眺めていた。
 そんなある日、長男はボクに自作のテレビームがあると自慢した。それはダンボールで作ったテレビゲームで、コントローラーは毛糸で繋がれていた。それを見たボクは不覚にも落涙し、間もなく、彼にテレビゲームを買い与えた。
 時は流れて昨日、21歳になる長男はiPadを欲しがるボクに、やはりダンボールで自作してくれた。次男の画質の悪い携帯電話で撮影すると、まるで本物のiPadを持っているようである。iPadはとても欲しいが、必要か? と聞かれると、通常の生活ではノートPCで十分に間に合っている。それにiTouchも持っている。魅力的だとは思うが必要ではない。
ipad.jpg 世の中がどんどん進化していく。とくにデジタル関係の商品の進化が目覚ましい。が、たしかにあると便利だが、なくても困らないモノも多い。
 昨夜はダンボールで作られたiPadを持ちながら、モノの必要性の是非を、酔った頭で深く自問自答したのであった。




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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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