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グローバルな景観美を護れ

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 コルクボードに貼られた9枚の写真。
 カリフォルニアのヨセミテ、ビッグサー、カナダのアルゴンキン州立公園、スイスのグリンデルワルドなど、世界的に有名な景勝地に混じり、一枚だけ国内の写真がある。
 その一枚がどれかお解りだろうか?
 答えは下段の右端の写真。ボクが西湖でカヌーを漕いでいるモノである。
 実はこのコルクボードはオフィスのドアの内側に掛けてあるのだが、このコルクボードを見た息子が「父さん、この西湖の写真、他の外国の写真と比較してもまったく遜色ないよね!」と指摘して、改めて気付いたのだ。彼の指摘通り、この一枚を除いてすべて海外の写真だった。これは意図したことではなく、たまたま、あるイベントで使った写真がこの9枚だったのだ。
 恵まれたことに仕事柄、国内外のあらゆる自然の美しい場所を訪れる機会が多いが、それでも我が富士五湖は世界に誇れる景観を持っていると思う。
 だがその活用方法や保全の在り方が、その他の場所と比較してかなり劣っている。
 商業看板や電線、自動販売機の設置や遊歩道の管理、すべてが人為的な問題点であるし、すぐにでも改善できる問題点である。
 それらが改善されれば、この地はもっと素晴らしくなる。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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