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心とからだを温める一台二役の優れもの

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 薪ストーブを新しい機種に変えたことはすでに報告した。

 新しい薪ストーブはバーモント・キャスティングス社の「イントレビッドⅡ」で、ワインレッド・カラーの美しいストーブだ。我が家のサイズ的にはもうひとつ大型の「アンコール」が望ましいが、以前の薪ストーブの煙突穴の位置が合わず、「イントレビッドⅡ」という選択になった。

 が、この「イントレビッドⅡ」、小型コンパクトではあるが、機能的でストーブ・クッキングも楽しめる。

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 バーモント・キャスティングス社製薪ストーブの総代理店である「ファイヤーサイド」では、この「イントレビッドⅡ」で調理ができる鋳鉄製のクッキングスタンドを販売しており、その台にロッジ社のスキレットを載せて熾火状態の薪ストーブで調理すると、どんな料理もスモーキーな香りに包まれて美味しくなる。スーパーの特売で買った298円のインスタントピザでさえ、溶けたチーズが香ばしく仕上がり、美味しい逸品と変化を遂げるのだ。

 我が家で凝っているのはスキレットでローストした魚、それにやはりローストしたパプリカやブロッコリーにチーズを掛け、スキレットごとストーブの中に入れて熾火で15分ほど燻す。

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 この時、ストーブのダンパーは閉じた状態が望ましい。ダンパーを閉じているとストーブの温度が低く設定でき、おまけにより煙がストーブ内に充満して、スモーク効果が高くなるからだ。こうして魚も野菜も内部までじっくりと火が通り、煙の香りに包まれて独特な味わいになるのである。

 アペタイザーをつまみながらグラスを傾け、ストーブ・クッキングの仕上がりを待つ。部屋は優しく暖められ、怪しく揺れる炎がワインレッドのストーブ内でゆっくりと踊る。

 そんな時に包まれ夕食をしてると、胃袋も心も芯から温まるのである。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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