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2012年6月 7日アーカイブ

さらば愛しき女よ!

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さらば1.jpg

人はいったい誰と繋がっていたいのだろうか?

今、現実に目の前にいる人か? あるいは初恋の人なのか? それともまだ見ぬ誰かなのか?

以前はものごとがもっと単純だった。

仕事に行けば仕事仲間がいて、家に帰れば家族がいた。ジムに行けば一緒に汗を流す人がいて、週末には趣味を共有する友がいた。

自分の居る場所で気分を切り替え、それに対応すれば良かった。

が、今は違う。

自分の部屋に居ながら遠く海外にいる人々(おまけに時差もありながら)と繋がっていたり、日常の雑事に追われながら、もう何十年も会っていない幼き日々を過ごした友と、情報を共有している。


昔から電話が嫌いだった。

電話がかかってくる。自分のその時の精神状態に関わらず、突然、その電話をかけた主の感情に世界が覆い尽くされる。愛しい人からの電話なら、その世界は恍惚の時に包まれるが、生憎、そういう状況は稀である。

だからEメールがこの世に現れた時には感謝した。

メールチェックの時に心の準備ができる。自分の気持ちを整理して伝えることができる。おまけに写真などの添付書類を添えて、より多彩に感情を伝えることが可能になった。

だがそのEメールの出現からわずか十数年で世界は変わった。

写真などの静止画は当然のこと、動画、音楽までもが共有でき、それは国境や時差を超えて、一瞬にして世界の果てまで飛んで行く。すべての人々がメッセージツールを所有し、掌に収まる小さな機械で、世界に向けて発信できる。マウスを一回クリックするだけで人の行動を評価し、それによって一喜一憂する。そしてそれが、自分のまったく知らないどこかの国のどこかの企業のマーケットリサーチに繋がり、新しい商品が開発され、いつしかそれを手に入れる。

きっともう誰にも止められないし、より加速することだろう。


だが、だからと言って、そのまま時流に乗るほど自分は素直ではない。まったくなんの影響がなくとも、独り、反旗を翻すのも悪くはない。そういう小さな積み重ねが、いずれは現状の混沌としたSNSカオスをいい方向に淘汰していくかもしれない。いい意味でも悪い意味でも、知らず知らずのうちに、我々はそうやって自らSNSを育てて行くのだ。

と言うことで、一旦はFacebookと別れを告げよう。

亡くなった姉の娘、つまり姪との交流から始めたFacebookだが、いつの間にか多くの人たちと繋がり、それはそれで貴重な時間や交流を手に入れた。そのことには深く感謝している。

Facebookを辞めると宣言してから、多くの「友達」から有難いメッセージを多数頂いた。なによりも嬉しかったのは「綺麗な写真をいつも楽しみにしていた」という意見が多かったこと。これは写真の技術に対しての褒め言葉ではなく、いかに自分が素晴らしい環境の中で暮らしているか・・・ということの評価であった。

その素晴らしい環境をもう一度再確認して、今後もあるべき形でメッセージを発したいと思っている。

ホントにみんな有難う! また逢う日まで!






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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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