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2013年2月14日アーカイブ

想像の生き物たち

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「私が動物の骨を絵のモチーフにするのは、その動物たちが活き活きと動き回っている姿を想像するからです」
晩年をニューメキシコの牧場で暮らしたジョージア・オキーフは、砂漠に転がる動物たちの骨を頻繁に描いたが、その動機についてこのように語っている。
雪が積もった朝に山路を歩く時、ボクはいつもその言葉を思い出す。
普段は見つけることは不可能だが、雪の後は動物たちの足跡「アニマルトラック」が雪上の至るところで見られる。
「あ、これはウサギ」とか「この蹄はイノシシだな」などと言いながら、雪の道を歩くのは楽しいものである。



そして面白いことに、多くの動物たちは、我々と同じような道を辿っていることが多い。きっと我々が歩く登山道は、かつての動物たちが残した獣道で、そこが人間にとっても歩き易いことから、それが登山道へと進化したのだろう。
このように道が形成され古に想いを馳せることも、雪の朝の楽しみのひとつである。
雪の積もった朝は、とりあえず家の周りをたっぷりと一時間、除雪作業をしなければならばいが、それと引き換えにこのような素敵な体験が待っているのである。




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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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