トリスの懸念は的中し、下りになるとピーターの足の踏ん張りが効かず、トリスが肩を貸して下山することになった。それにご覧のように雪も舞い始めた。だがそのような状況下でも冗談を交わしながら歩く父と息子。ボクは後ろから見ていて、何度も落涙しそうになった。 イギリスのグリニッジ天文台が世界の標準時刻の基点となっているので、そこから見れば、日本は遥か「極東」地域となる。 息子が世界の果ての地で日本人女性と結ばれ、そこで居を構える。父はそこを訪ね、息子とその家族の為にツリーハウス造りを手伝い、その地の山に登る。息子は父の体調を気遣い、山に登る楽しみを共有しようとする。 崇高なる思考力と強い行動力、限りない労力と長い年月に裏打ちされた親子の情が、そこにはあった。 二十数年後、ボクも息子たちとこのような時が過ごせるだろうか? いやそのために、今後のすべての力を惜しみなく発揮するべきだろう。なぜならボクにとって人生の本当の「幸せ」の意味が、そこにあるからだ。
幸せな親子3
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木村東吉
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。
1958 年大阪生まれ。
20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。









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