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ロシア語ではイヴァーシ

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IMGP2901.JPG この写真に写っているモノはなにか?
 塩に埋もれたイワシである。で、なにをしようとしているのか? 実は自家製アンチョビに挑戦しているのだ。
 我が家ではアンチョビをよく料理に使用する。特に昨年の春から肉料理を食べなくなり、野菜中心の食生活にシフトしてからは、アンチョビの消費量がぐっと増えた。だがこのアンチョビ、結構、高価である。そこで自家製で作ってみることにしたのだ。
 本来はカタクチイワシやシコイワシと言って、少し小振りなイワシを使用するが、手に入らなかったので、普通のマイワシを塩漬けにした。この状態で一ヶ月ほど放置する。普通の魚だったら一ヶ月も放置すると大変なことになるが、こうしておくとイワシから滲み出す水分に漬かるようになる。その水分は、いわゆる「ナンプラー(魚醤)」と呼ばれるモノで、これはこれでエスニック料理に使用できる。ナンプラーから取り出した本体はオリーブオイル漬けにして、さらに10日前後、寝かせて、いよいよアンチョビとして料理に使用できる。
 今回はイワシを10匹、約400グラム(骨、内臓を除く重量)を塩漬けにした。購入代金は1050円。荒塩とオリーブオイルの代金を含めても、材料費は約1500円ほどだ。もしも400グラムのアンチョビを正価で購入すれば、4000円から5000円ほどするだろう。上手く行けばかなりの節約である。おまけに副産物としてナンプラーも手に入る。が、上手く行かなければ、腹痛で病院代が掛かるかもしれない。
 結果はゴールデン・ウィーク前に報告する。
 乞うご期待!

コメント(2)

はじめまして。
時々拝見しています。
ポパイ世代の者です。
アンチョビ製作、とても興味深い試みですね。
ウチもよくアンチョビのパスタとかサラダとかを食べますが、市販のアンチョビってけっこうピンキリというか、味がかなり違いますよね。
いろいろ試してみて、最近はパルシステムのビン詰アンチョビに落ち着いていますが、自家性がお手軽なら、試してみたいと思います。
もし、うまく行きましたら、レシピ(?)を公開して下さい。
もちろん自己責任は前提ですが・・・期待しています。

snap-shooter様。
もちろん上手く行けば堂々とレシピを紹介します。と言っても、いたって単純、発酵を待つだけのレシピですが、安全に食すためにも詳しく報告したいと思います。ちなみに我が家ではトルティーヤの皮を買って来て、そこにアンチョビを塗って、少しだけチーズを載せてオーヴンで焼きます。どこのピザより美味しいモノが出来上がります。アンチョビの醍醐味はこれに尽きますね。

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    木村東吉
    1958 年大阪生まれ。
    20代は雑誌「ポパイ」の顔としてファッションモデルとして活躍したが、その後、30 代に入りアウトドア関連の著作を多数執筆。
    現在は河口湖に拠点を置き、執筆、取材、キャンプ教室の指導、講演など、幅広く活動している。
    また各企業の広告などにも数多く出演しており、そのアドバイザーも務めている。

    詳しいプロフィールはこちら

    木村東吉公式サイト「グレートアウトドア」

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